【最近、全力で取り組んだことはありますか?】最後の約3ヶ月を全力でやった高校野球を思い出した。
ありがとうございます。ヒログです。
今日、大学のゼミナールで「自ら行動し、自ら変わったこと」というテーマを扱いました。
そこで僕は高校時代の部活動を思い出し、自分の体験談として話しました。
今回は、僕が話したその実体験を紹介しようと思います。
限られた時間をどうするか
僕は、小学校から高校まで野球をやってきました。
高校時代は丸刈りです。
僕の高校は進学校だったので、15時半とか16時半まで授業がありました。
部活も、3〜4時間できればいい方でした。
なので、私立の強豪校に比べて練習量が少なくなってしまいます。
私立の強豪校にはいつも負けてました。
キャプテンは仲のいい友人がやっていました。
練習後はよく二人で、野球について話していました。
どうすれば勝てるのか。
どうすれば野球が上手くなれるのか。
などよく話していました。
色々悩みながらも練習し続けました。
そして、3年生になってまもなく、一つのアイデアが彼から出てきました。
それは・・・
「全部全力でやる!!」
というものです。
全ては勝つため、後悔しないため
「全部全力でやろうぜ!」
と彼は言いました。
走る、声を出す、ボールを投げる、打つ、準備する、ユニフォームに着替える、飯を食う・・・
ありとあらゆる行動を全力でやろうと言い出しました。
「全力でやれば疲れるけど、準備時間が短くなってたくさん練習できるし、力もついて成長できる」
という理屈でした。
限られた野球生活を無駄にしないためにも、僕は大賛成しました。
それ以降僕と彼は、まず着替える時間を減らし、少しでも練習時間を作る方法を考えました。
そして、あらかじめ野球用のソックスを履き、ジャージの中にアンダーシャツを着て授業を受けることにしました。(私服の高校です)
今思えば、ユニフォームで授業を受けてもよかったかもしれません。
授業が終わったら、全力疾走でグラウンドに向かい、練習道具を急いで出し、ライン(白線)をひいたり、ネットを準備したり・・・
他の部員が来る前に、二人だけで準備を済ませてウォーミングアップに入りました。
自分でいうのもなんですが、一応僕と彼はチームの中心選手という自負がありました。
彼はキャプテンだったし、僕はピッチャーをやっていました。
なので、
「中心選手が全力でやれば、他の部員も自然とついてくるだろう」
と思っていました。
これを毎日継続しました。
全ては後悔しないため、勝つためでした。
すると、他の部員の動きも変わり始めました。
チームの雰囲気も一変し、練習のスピード感も変わりました。
それから部員同士で、
「声出てねぇぞ!」
「それ、全力で走ってるのか!?」
など声を掛け合うようになりました。
いい雰囲気で練習ができましたし、それまで以上に野球が楽しかったです。
また、充実感も変わりました。
全力なので、いつも以上に疲れました。
でも、その分色々な練習ができましたし、身体にパワーがつくのを実感しました。
足も早くなりましたし、球速も上がりました。
大会まで、毎日気合いMAXで練習しました。
全力=リスク=成長
残念ながら最後の大会は、初戦で負けてしまいました。
負けたけど、3年生になってから引退するまでの約3ヶ月間、全力で野球に取り組めたのがいい経験となりました。
それ以来、今思い返しても全力で取り組んだものがパッと思い浮かばないです。
全力疾走なんてずっとしてないと思います。
僕は今回この話をして、気づいたことがあります。
それは
「全力=リスク=成長 」
であるということです。
全力で物事を行うということは、リスクを背負うと同時に成長が見込めます。
部活の話に置き換えてみましょう。
全力で走れば、とても疲れます。
でも、いずれ足が早くなります。
全力でボールを投げれば、肩に大きな負担がかかります。
でも、球速が上がります。
ここでのリスクはいつも以上の疲れ、あるいはケガです。
どちらもなるべく避けたいものです。
でも、足は速くなりたいし、球速も上げたいです。
試合に勝つためには成長しなければなりませんでした。
後悔もしたくありませんでした。
僕は試合に勝つことはできなかったですが、野球選手として成長することはできました。
高校生ながらの考え方でしたが、あの時の自分はすごく必死に練習してました。
でも、本当に楽しく野球に取り組んでいました。
この経験を忘れるわけにはいかないです。
リスクを負いたくないのは、自然な考えでしょう。
でも、リスクを負わないと得られないものもあるのだと、今改めて気づかされました。
後悔しないためにも、成長するためにも今一度全力で何かに取り組んでみてはいかがでしょうか?
今日はこれで終わりです。
貴重なお時間を割いていただきありがとうございました。